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アーマード・コア

作者さんに許可をいただいて掲載してます。 戒愁橙里が同席する場のみご利用可能です。 それ以外で使用する場合は事前にご連絡ください。

(♂3:♀2)Generation Ravens~Mission4~ゾディアックプロジェクト

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(♂3:♀2)Generation Ravens~Mission4~ゾディアックプロジェクト

Armored Core Generation Ravens~Mission4
~ゾディアックプロジェクト
作:ひつぎ
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(♂3:♀2)
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♂グレイ :レイヴンになってまだ日の浅い若者。
 普段は気丈に振る舞い、
 正義感が強いが、時折憎しみに支配される。
 ラナに誘われ、
 ACチーム「ミストラル」に入る。
♀ニーナ・シェアーズ :ACチーム「ミストラル」専門オペレーター。
 そのオペレーティング能力を買われ、
   ラナに誘われて入隊。
   まだまだ甘いと指摘されている。
♀ラナ・ニールセン :ACチーム「ミストラル」のリーダー。
 謎の多い女性レイヴン。
 グレイの精神的、技術的成長を、
 見守っている様子。
♂J :ACチーム「ミストラル」と、
 企業からの依頼を仲介するブローカー的な役割。
 慣れた口調で任務内容を淡々と説明していく。
♂コール・ライトマン :ACチーム「ブラックロウ」のメンバー。
 荒々しい態度を取るが射撃精度は高く、
 狙撃の腕も立つ。
♂スコルピウス :蠍座の名を持つゾディアックNo.11。
 目的達成のために冷静に状況を判断し、
 邪魔をする者には容赦をしない。
♀アンジェリカ :無感情に作戦指揮を執るゾディアックNo.13。
 オペレーターとして上空の輸送ヘリからサポートを行う。
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♂グレイ  :
♀ニーナ  :
♀ラナ&アンジー :
♂コール  :
♂スコルピウス&J:
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BGM:ArtificalSky
「依頼はレイヴンズ・ネストから直接きた。
  
 ブリーフィングを始める。
 
 作戦内容は、クロームを支持する傾向が見られる、
 ACチーム"ブラックロウ"の完全殲滅。
 レイヴンがネストの許可なしに、
 企業と専属契約を結ぶことは禁止されている。
 しかしながらやつらはネストからの再三の警告を無視し、
 あろうことか注意を促した味方ACを作戦行動中に大破させた。
 これは極めて悪質であるとし、
 ネストから彼らの粛清の依頼が殺到している。
 
 本来7機のACで組まれたチームだが、
 偽の依頼により、各機を個別に誘き出すことに成功した。
 そのうちの一機を任されたってわけだ。
 おまけに訓練と言ってあるから、
 相手の兵装はペイントガンのみだ。
 簡単な話だな。
 まあ、ちなみに相手は一応ランカーだ。
 気をつけてくれ。
 では頼んだぞ。」

BGM:Mercenaries
ラナ
「敵は一機。
 仮にもランカーだ。
 油断すると返り討ちにあうぞ。
 注意しろ。」

グレイ
「了解。」

 
ラナ
「では、ここからは別任務だ。
 一人でやれるな?」

グレイ
「お、おいおい。
 子供みたいに言うなよ・・・」

ラナ
「よし、
 ではニーナ頼んだぞ。」

ニーナ
「了解しました。
 グレイ、作戦を開始しましょう。
 
 敵ACを確認。
 ランカーAC"キリングS"です。」

コール
「・・・ん?
 なんだよ。
 演習じゃねえのか・・・?
 あいつガッツリ武装してんじゃねえか。
 ペイントガンだけって聞いたぞ!」

グレイ
「悪いな。
 ・・・ま、そういうことだ。
 観念してくれ。」

コール
「・・・あ?
 ・・・そうか、
 なるほどな、
 そういうことか・・・
 殺し屋ってわけね・・・
 
 ・・・だが、
 残念だったな、
 そう簡単に・・・やられねえよ!!」

BGM:Force
グレイ
「ぐあっ!」

ニーナ
「機体ダメージ甚大!
 スナイパーキャノン!?」

グレイ
「どうなってんだ!
 しっかり武装してるじゃねえか!」

コール
「こんなこともあろうかと、
 実弾兵器も持ってきておいて良かったぜ。」

グレイ
「用意周到な野郎だ・・・
 だがこれで後ろめたくないな!」

コール
「食らいな!」

グレイ
「ぐあっ!」

ニーナ
「危険です。
 これ以上スナイパーキャノンを受けたら、
 機体が持ちません!」

グレイ
「・・・って言ってもなあ・・・」

ニーナ
「リコンを上げてください。
 敵情報をスキャンします!」

グレイ
「了解!」

ニーナ
「・・・
 スキャン完了。
 敵武装は大口径スナイパーライフル。
 発射後に大きな隙が生じますが、
 独自のカスタマイズで隙が少なくされています。」

グレイ
「じゃあどうすればいいんだ!」

ニーナ
「あの兵装は大口径ゆえに装弾数が10発しかありません。
 全弾使い切らせてしまえば・・・!」

グレイ
「おっと!
 ・・・これで3発目か!?」

ニーナ
「はい、
 物陰に隠れて、
 無理に距離を詰めず、
 無駄撃ちさせましょう!」

グレイ
「了解!」

コール
「ちっ!
 急に慎重になりやがって・・・」

グレイ
「さて・・・どうやったら無駄弾を使ってくれるかねえ・・・
 落ち着け・・・落ち着け俺・・・!
 
 よし・・・
 うおおおおお!」

コール
「っ!!」

グレイ
「おわっ!
 ふう・・・あぶねえ・・・」

コール
「ちっ!」

(間)
グレイ
「はぁはぁはぁ・・・
 心臓に悪いなこれ・・・
 あ・・・あと何発だ・・・?」

ニーナ
「3発です。
 相手も残弾を気にしているようです。
 無駄撃ちが減りました。」

BGM:Why don't you come down
アンジー
「目標確認しました。
 No.11(ナンバーイレヴン)」

スコルピウス
「あれか・・・」

アンジー
「はい、そのようです。」

グレイ
「ニーナ、
 状況を教えてくれ・・・」

ニーナ
「まさか・・・」

グレイ
「どうした!?」

ニーナ
「以前現れた所属不明機に似たタイプのACが・・・
 
 ・・・!?
 こちらに向かってきます!」

グレイ
「なんだって!?」

コール
「くっそお!
 あと一発!
 あと一発当たれば落ちるはずなんだ!!
 出て来いよ!
 
 おっと・・・なんだ・・・
 ・・・馬鹿な野郎だ・・・
 堂々と出てきやがったな!
 死ねえ!!」

スコルピウス:被弾
スコルピウス
「っ・・・!?」

コール
「ハッハー!
 当たった・・・ぜ・・・
 あれ・・・なぜ落ちない・・・?」

スコルピウス
「作戦の障害を確認。
 排除する。」

アンジー
「了解。
 No.11交戦を許可する。」

コール
「な、なんだ・・・違う機体じゃねえか!
 くそっ!こっちに来るぞ!」

スコルピウス
「貴様らの争いに興味は無い。
 私は、ただ使命を果たすのみ・・・」

コール
「くそっ!
 来るんじゃねえ!
 この!この!」

アンジー
「被害が拡大しています。
 No.11、慎重に。」

スコルピウス
「わかっている、アンジー。
 相手もなかなか良い腕をしている。」

コール
「くそっ!
 くそおっ!
 ・・・た・・・弾・・・切れ・・・」

スコルピウス
「邪魔を・・・するなぁ!!」

スコルピウス:体当たり
コール
「があああ!」

スコルピウス
「少々撃たれすぎたか・・・
 だが、
 作戦に変更はない。
 そうだろう、アンジー。」

アンジー
「・・・」

スコルピウス
「・・・ふ・・・
 そうか・・・
 アンジー・・・
 
 ・・・うおおおお!」

スコルピウス:グレイに突進
グレイ
「な、なんだ!?」

ニーナ
「キリングS、所属不明機により大破!
 所属不明機・・・今度はこちらに向かってきます!」

ラナ
「退避しろ!
 ゾディアックだ!!」

グレイ
「え・・・ラ・・・ラナ・・・!?
 どうしてここへ!?」

ラナ
「そんなことはどうでもいい!
 やつらはお前を排除する気だ!」

グレイ
「って言ってもよお、
 こんな状況で逃げても・・・
 後ろから撃たれるだけだろ!
スコルピウス
「それで・・・いい・・・」

グレイ
「ぐっ・・・!」

ニーナ
「敵情報確認!
 化学反応耐性に弱いようです!
 バトルライフルを使って!」

グレイ
「そんなこと言ってもよお!
 ハンガーユニットに換装する暇がないんだよ!
 あの大型ミサイルを撃ち落とすのに一生懸命なんだって!
 
 ・・・よおし、
 でやあ!!」

スコルピウス
「・・・!!」

グレイ
「よし、
 ブーストチャージと思わせてっと・・・
 そのままグラインドブーストだ!」

スコルピウス
「我々から逃げられると思うな・・・」

グレイ
「バトルライフル換装・・・」

アンジー
「No.11、
 その物陰です。」

スコルピウス
「観念しろ!/」

グレイ
「へっ・・・
 誰が逃げるって・・・
 言ったよおおおお!!」

スコルピウス
「がはっ・・・!!
 なんだと・・・
 押されて・・・いるのか・・・!?
 我々は戦うために存在する。
 その我々が・・・負けるはずが・・・」

グレイ
「とどめのロケット!!」

スコルピウス
「・・・くっ・・・!
 馬鹿な!!
 ・・・こんな・・・こんなことが・・・!!」

アンジー
「No.11ロスト。
 帰還します。」

BGM:OK,Stay&Go
ニーナ
「やった・・・のね・・・」

グレイ
「なんとか・・・な・・・」

ラナ
「終わったか・・・
 よくやった。
 手負いとは言え、
 あのゾディアックを倒すとはな。」

ニーナ
「ラナ、
 そのゾディアックのことを、
 詳しく教えてください。
 グレイを狙っていると、
 言っていましたが・・・」

ラナ
「・・・」

ニーナ
「なぜ、
 グレイを狙うのです?
 戦うために存在する・・・と言っていましたが、
 どういうことなんですか・・・?」

ラナ
「"ゾディアックプロジェクト"。
 彼らは生身をACと一体化することで、
 圧倒的な戦闘能力を得た。
 そしてそれを証明するために、
 強者を求めて戦いを挑む。
 お前は・・・
 やつらに選ばれた。」

グレイ
「なんで俺なんかが・・・」

ラナ
「それは・・・私の口からは何ともいえない。
 ただ一言言えることは・・・
 お前は奴らに倒されてはならない。
 
 それだけだ・・・」

終わり
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